斎藤佑、マー君も経験…座学「満点」、太り過ぎ注意、過去の新人合同トレ

いよいよスタート、新人合同自主トレで見られる光景

 各球団とも続々と入寮が行われ、新人合同自主トレもスタートする。寮に隣接する球場、2軍の本拠地などで、キャンプが始まる前まで新人選手全員が行う。野球の技術トレーニング、ウエートトレ、目を鍛えるビジョントレや、インタビューの受け答えなどのメディアトレーニング、外部講師を招いた社会人としての座学による教育など球団によって特色がある。

 選手にとって新人合同自主トレの主な目的はチームに慣れることや基礎体力の向上。スタッフ側は力量をチェックしたり、育成方針を伝えるなど、それぞれが準備の時間に充てる。監督自らがチェックするケースもある。ユニホームを着ていないオフシーズンは基本的に許可がなければ監督、コーチは指導できないため、監督が教えることはないが、指揮官の視線は選手たちにとって大きなものとなる。過去にはどんなことが起きたか、振り返ってみたい。

○ノーブルペンでじっくり育成

 注目の投手が新人で入ってくるとやはり気になるのは、ブルペンでの投球。コントロールは? スピードはどんなものか、など、ファンも期待するが、最近では球団によってキャンプまでブルペン入りをさせないところもある。「ただでさえ、いいところを見せようと力の入ってしまう新人にあまり無理をさせたくない」とあるコーチが話すようにケガの防止に努める良い傾向と言える。

○即席サイン会

 プロの仲間入りをすると同時に熱烈なファンもやってくる。金の卵たちにいち早くサインをもらおうと、熱心なファンは球場へ通う。新人選手はサインに書くことへ抵抗がなく、むしろ喜びを感じるため、練習の合間にもペンを走らせ、誰かが止めないといつまでも書いている。気が付けば長蛇の列となり、即席サイン会場となることも。ファンサービスも大事だが、練習時間を削ることになってしまい、次の練習メニューに遅れ、大目玉を食らう選手が必ずいる。

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