クロマティ、ローズ、バレも…米メディアの特集に登場した“優良助っ人”は?
日本でホームラン量産のローズ、カブレラ、バレンティン
寸評では、ローズについて「MLBではわずか通算13本塁打のみであったが、日本での11年間で474本塁打(実際は13シーズンで464本塁打)を放った。さらに2001年には王貞治のシーズン最多本塁打記録(当時)に並ぶ55本塁打を記録。11年間日本でプレーし、日本人選手扱いの登録となった」と言及。
さらに、カブレラについても「西武へ移籍するとすぐさまインパクト抜群の活躍をみせ、2002年には王貞治のシーズン最多本塁打記録(当時)に並ぶ55本塁打を記録した。日本での12シーズンで357本塁打を放った」と、日本での特筆すべきキャリアについて記している。
この2人が果たせなかった“王超え”を果たしたのが、ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手だった。2013年のシーズン60本塁打は記憶に新しい。
「キュラソー出身のバレンティンはレッズとマリナーズを経てヤクルトへ入団。3年連続の本塁打王に輝き、2013年には新記録となるシーズン60本塁打を放った。過去2年は怪我に苦しめられているが、今季は日本6年目を迎える」
特集では、このように言及。バレンティンは今季、復活へ向けて並々ならぬ決意を見せており、キャンプでも精力的にバットを振っていた。12日に脇腹を痛めてオープン戦を欠場したが、軽症と見られており、今季は活躍が期待される。
この他にも、2013年に台湾でプレーしたメジャー通算555本塁打の強打者マニー・ラミレス外野手、メジャーでクローザーとして確かな実績を残りながら、1990年のダイエー在籍時は2勝3敗8セーブ、防御率4.40と期待外れの成績に終わったリッチ・ゴセージ投手の名前も登場している。
メジャーでの実績は、日本での活躍につながるとは限らない。今季もゴームズだけでなく、多くの外国人選手がNPBでの活躍を目指して来日したが、“当たり”となる新助っ人は出てくるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count