引退しても圧倒的人気 レジェンド左腕・山本昌氏が“引っ張りだこ”の理由

スポーツコメンテーターとして“デビュー1年目”、引退後も上がり続ける価値

 昨季限りでユニホームを脱いだ元中日の山本昌氏が、現役引退後も圧倒的な人気を誇っている。今年がスポーツコメンテーターとして“デビュー1年目”となっているが、野球中継やスポーツニュースでの解説者として、まさに引っ張りだこの状態。オフをほとんど取ることなく、活動を続けている。

 山本昌氏と言えば、中日で32年の現役生活を終えたばかりの“レジェンド左腕”。通算219勝(165敗)を挙げ、2014年に48歳4か月というNPB史上最年長勝利投手記録を達成。レギュラーシーズン最後の登板となった昨年10月7日の広島戦では、NPB史上初の50歳出場・登板(50歳1か月26日)を果たした。

 まさに日本球史にその名を刻む偉人だが、ユニホームを脱いでからも、その価値は上がり続けている。

 今年1月からは、日本テレビ系の「NEWS ZERO」でスポーツコメンテーターを務めているが、視聴率獲得に大きく貢献。画面から人の良さがにじみ出る同氏の好感度は抜群で、豊富な経験に裏打ちされた理論、分かりやすい解説は人気だ。

 また、中日新聞では野球評論家として山本昌氏と契約しており、2月のキャンプでは取材の様子を収めた動画をホームページ上で公開。これも人気コンテンツとなった。

 さらに、2月下旬にはプロ野球生活の原点ともなったドジャースへの野球留学を振り返るため、テレビ番組の収録で当時のキャンプ地ドジャータウンがあるフロリダ州のベロビーチを訪問。その様子は施設を管理する「ヒストリック・ドジャータウン」のFacebookページでも取り上げられ、山本昌氏は「Pitching legend」と紹介されている。

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