ロッテ伊東監督が勝敗以外にこだわるモノ 解説者時代に感じた理想像とは

現場&フロント一体でファンサービス進めるロッテ

 今年もマリーンズは斬新なファンサービスを推し進めていく。試合の合間にはYOGAタイムを実施。ヨガのインストラクターがビジョンから簡単なポーズをスタンドのファンにレクチャーをしている。

 毎月、ファン感謝デーというコンセプトの元、昨年から実施をしているマリンフェスタは今年も健在。今シーズンは4月24日を皮切りに6回。試合前から試合後まで選手たちが様々なファンサービスに取り組み、ファンをもてなす。その他にもバーベキューが楽しめるバド・バーベキューガーデン。ホームベース真後ろのグラウンドレベルに位置するサントリー マスターズドリームシートが誕生するなど新シートも目白押し。マリーンズは今年も様々な趣向を凝らしファンへのおもてなしに、まい進する。

「野球で勝つことはもちろん、いろいろなファンサービスでお客様に喜んでもらうことはとても大切。その想いは球団フロントだけではなく、我々も、しっかりと理解し、考えていかないといけないと思う」

 現場を任されている伊東勤監督が、そう話すようにこれらの様々な企画はチーム側の理解があって成り立っている。

 指揮官だけではなく、選手も積極的。岡田幸文選手会長、鈴木大地キャプテンは毎月、フロントファンサービス担当と打ち合わせを行い、積極的な意見交換を行い、企画は作り上っている。中には選手のアイデアが元となり、完成した企画も多数ある。これらはチームの指揮を執る伊東監督が率先して、チーム全体にその大事さを伝えることによって出来上がった土壌ともいえる。

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