「イチロー・コール」に応える同点打 米解説者も称賛「美しいスイング」

貴重な同点打に米解説者も感嘆「なんてことだ」

 マーリンズのイチロー外野手が17日(日本時間18日)の本拠地ブレーブス戦で9回の同点打を含む2打数2安打1四球1打点1得点1盗塁と活躍した。マーリンズは延長10回に勝ち越されて5-6と競り負けたが、イチローは9回2死二塁、2ストライクと追い込まれた絶体絶命の状況でレフト前に華麗な適時打を記録。地元メディアでもその活躍が称賛されている。

 イチロー最大の見せ場は9回裏2死二塁の場面で訪れた。本拠地マーリンズ・パークに「イチロー・コール」も起こる中、イチローが打席に立つ。

 この時点で試合を中継した地元テレビ局「FOXフロリダ」の解説者はブレーブスの外野守備に注目した。

「外野の守備は浅くなっています。イチローはこれまで内野の頭を超えるヒットで相手に流血を与えてきました。ランナーを刺せるようにしています」

 二塁走者には捕手ながらスピードを武器にするリアルミュートが代走に送られていた。イチローは守護神グリーリの速球に2ストライクに追い込まれる。だが、3球目の外角高め、92マイル(148キロ)の速球をレフトに完璧に打ち返した。

 実況も「グリーリは速球、速球でこのイニングを押してきています。イチローはライナーでヒット。同点打、イッチロー! マイアミが追いついた」と興奮気味に伝えた。

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