大谷翔平、狙われた“弱点” 長いトンネル抜けるも課題残す

序盤は伊東監督の言葉通りの展開に

 意地悪な野球の神様はやっと微笑んでくれたが、山積みの宿題を残した。日本ハム大谷翔平投手が1日のロッテ戦で今季6試合目で初勝利を挙げた。先頭の浅間が、初回に左前打で先制点の足掛かりをつくり、中田、陽の連打で2点、2回には無死満塁で、また浅間が左中間に2点適時打で序盤に5点の大量援護。しかしこの日エースの立ち上がりはピリッとしなかった。一時1点差に迫られる展開に「普通だったら、ワンサイドでいかなきゃいけなかった」と大谷はうなだれた。

 初回先頭の岡田をいきなりストレートで歩かせたあたりに、普通ではない大谷がいた。清田を併殺でしのいだが、あきらかにフォームのバランスを崩していた。上体と下半身の連動がうまくいかないのか、コントロールがばらつき、フォークも抜けた。

 2回デスパイネに154キロの真っすぐを中越二塁打されると、1死後にナバーロにもまた154キロの真っすぐを中前に弾き返され、鈴木を歩かせると、前日のヒーロー、9番根元に甘いスライダーを痛打され、岡田にも適時打を許してあっと言う間の4失点。今季1イニング最多失点だった。

 ソフトバンク戦で中指のマメをつぶしていたが、やはり立ちあがりの不安定さの課題は解消されていない。ロッテ伊東監督は、試合前に、大谷攻略について「立ち上がり不安のピッチャー。波に乗せないよう、出鼻をくじければいい」と言っていたが、まさにその展開になりかけていた。

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