Aロッドがオルティスに最大級の賛辞 「野球界のマジック・ジョンソン」

関係悪化のAロッドも称賛「誰からも愛される」、オルティスは敵地で2発

 ビッグ・パピは傑出したヒーロー? ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が、今季限りで引退を表明しているレッドソックスのデービッド・オルティス内野手について「あらゆる点で、野球界のマジック・ジョンソン」と最大級の敬意を払ったと、ESPN電子版が伝えている。

 1975年生まれの40歳。同い年の2人はメジャー最大のライバル関係を持つ2チームでプレーしているが、2013年に起きたAロッドの禁止薬物使用問題に関連し、Aロッドの弁護士が「オルティスも禁止薬物を使っている」と発言したことから不仲になっていた。今年3月に再び言葉を交わすまで、2年以上にわたり口をきいていなかったが、選手としての敬意だけは失っていなかったようだ。

 記事によれば、Aロッドは「自分は(NBAの国民的ヒーロー)ラリー・バードやマジック・ジョンソンを見て育った。自分にとって、彼(オルティス)はあらゆる点で、野球界のマジック・ジョンソン。誰からも愛され、みんなから尊敬される。野球界で大きな発言権を持つし、史上屈指の勝負強さを持つ打者。(レッドソックスが)3度世界一になった中心人物でもある。彼に賛辞を贈っても贈りきれない」と話しているという。

 8日(日本時間9日)にヤンキースタジアムで行われた伝統の一戦で、敵地ファンにブーイングで迎えられながらも今季8、9号となる2本塁打を放ち、存在感を見せつけたオルティス。引退を惜しむ声が止むことはなさそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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