ソフトB細川が「バスター打法」でアーチ バスターのメリットって何?

なぜ走者なしでもバントの構えをするのか

 ソフトバンクの細川亨捕手がまさに職人技と言っていいバスター打法で本塁打を放って話題を呼んだ。10日の楽天戦(ヤフオクドーム)でのことだった。5回にブリガムから左翼テラス席へ。きっちりとらえて運んだ。

 細川は西武時代からバスター打法でヒットや本塁打を打ってきた。一見、力が入らず、打球は飛んでいかなそうな打撃フォームだ。しかし、細川はこれまで何本もバスターで打席に入っている。なぜ、走者なしでもバスターで打席に立つのだろうか。

 バントの構えをすると正対して両目で投手を見ることができること、余計な力が入らずに打つことができることなど諸説あるが、細川は「悪い時こそ、バスターで修正する」と話しており、スイングの軌道に主眼をおいている。他にもバスター経験者は「バッティング練習でもよくやっていますし、感じがよかったら試合でもやっています」と話す。

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