将来性重視から方針転換も? どうなるV逸ホークスのドラフト戦略

将来性を重視してきたホークス

 14、15年と2年連続日本一に輝いていたソフトバンクはその充実した戦力から、近年のドラフトでは即戦力よりも、将来性を重視してきた。

 13年は桐光学園・松井裕樹を1位指名(競合の末、楽天へ。外れ外れ1位でJR九州の加治屋蓮を指名)。14年の松本、15年は3球団競合の末に、アマナンバー1の呼び声高かった県岐阜商の高橋純平を獲得した。15年に至っては支配下で指名した全員が高校生。3年後、5年後を見据えた戦略が続いてきた。

 今年も将来性重視の戦略と見込まれていたが、少々、雲行きが変わってきているようだ。創価大・田中正義の名前が取り沙汰され、即戦力投手の獲得の可能性がにわかに高まってきたのだ。

 これは、3年ぶりにリーグ優勝を逃し、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで日本ハムに敗れた今季の結果は無関係ではないだろう。

 今季のソフトバンクの先発陣の成績は以下の通り。

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