ベテラン大減俸に伸び悩む若手 チーム状況が示す中日の年俸減

背水の覚悟がにじむベテラン選手、若手の台頭もチーム再建の鍵

 現役続行を決断し、球界最年長となる岩瀬仁紀投手は5000万円の現状維持。来季に進退をかける。1億2000万円で3年契約の最終年を迎える山井大介投手はここ2年でわずか5勝。背水の覚悟がにじむ。

 昨オフに555%アップした若松駿太投手のような元気ある若手も不在だった。主力に引っ張られるだけでなく、ベテランの復権と若手の台頭が最下位からの再建には欠かせない。ここ2年は2億円を超える選手も不在で、球界を代表するスターが出てくることも求められる。

 以下が中日の日本人選手の最近5年の年俸上位5人と来季の年俸上位5人。(※金額は推定)

○2017年
大島 1億5000万円
平田 1億2000万円
山井 1億2000万円
大野 8640万円
森野 8400万円

○2016年
森野 1億4000万円
山井 1億2000万円
大野 1億800万円
浅尾 9800万円
大島 9000万円

○2015年
岩瀬 3億円
和田 2億円
森野 1億7500万円
山井 1億2000万円
浅尾 1億2000万円

○2014年
岩瀬 3億7000万円
和田 2億5000万円
吉見 1億7400万円
森野 1億7000万円
浅尾 1億6500万円

○2013年
岩瀬 3億7000万円
和田 3億3000万円
吉見 2億9000万円
浅尾 2億2000万円
谷繁 1億9000万円
井端 1億9000万円

○2012年
岩瀬 4億5000万円
和田 3億3000万円
浅尾 2億6000万円
吉見 2億4000万円
荒木 2億円

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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