多和田、呉は来季へ期待大 西武ルーキーは7選手が1軍経験、明るい材料に

本田圭佑はシーズン後に海外で経験積む

○野田昇吾投手

 西濃運輸からドラフト3位で入団。身長167センチと小柄ながら、その投げっぷりの良さに高評価。投げるごとに信頼を勝ち取っていき、22試合、18回1/3を投げて、4ホールド、防御率3.93の成績を残した。貴重な左腕中継ぎとして、来季の貢献度がチームにも大きく影響しそうだ。

○愛斗(大瀧愛斗)外野手

 花咲徳栄高校からドラフト4位で入団。高卒新人ながら、チーム事情もあり、2軍戦74試合に出場できるという好環境に恵まれた。打率は.201と低迷したが、5本塁打とパンチ力があることはアピールできた。負けず嫌いの性格も、成長を促している。秋季練習、キャンプでは、辻新監督から直接指導を受けるなど一目置かれており、今後の飛躍・台頭に大きな期待が持てる逸材だ。

○南川忠亮投手

 JR四国からドラフト5位で入団。今季ルーキーの中でもっとも早く1軍昇格を果たした。中継ぎとして4試合4イニングを投げ、被安打3、失点1、防御率2.25だった。1軍登録も早かったが、5月7日に抹消されて以後、昇格していないだけに、来季は1軍定着が至上命題だ。

○本田圭佑投手

 東北学院大学からドラフト6位で入団。9月9日に1軍初登録され、同11日のソフトバンク戦で中継ぎでデビュー。2回を1奪三振、無失点に抑えた。その後、18日の楽天戦では初先発も経験したが、2回2/3を4失点で黒星と、結果を残すことができなかった。それでも、シーズン終了後に『第1回WBSC U-23ワールドカップ日本代表』に選出され、2試合に先発。1勝0敗1失点の好投で優勝に貢献した。11月からはオーストラリアのウィンターリーグに参加しており、海外経験を来季に生かしたい。

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