イチロー杯、大会長挨拶全文 「自分の中でちょっとだけ頑張ってきた」

毎年恒例の挨拶で野球少年に“金言”、「続けていくと、思ってもいなかった自分になる」

 マーリンズのイチロー外野手が23日、愛知県西春日井郡豊山町の社会教育センターで「第21回イチロー杯争奪学童軟式野球」の閉会式に出席した。今季はメジャー史上30人目の通算3000安打を達成。故郷で大会長として毎年恒例の挨拶を行い、偉業を報告した。

 毎年、名言が飛び出す挨拶では、自分の限界よりもさらに少し頑張ることの大切さを説いたイチロー。挨拶に立つ前には、主催者が、今季メジャー通算3300安打を達成したと説明してしまい、イチロー自ら3030安打であると“ツッコミ”を入れるシーンもあった。

 また、同大会は中日・田島、DeNA・関根らプロ野球選手も“輩出”しており、この日の閉会式には関根が来賓として出席。イチローが挨拶の途中に突然、「人前で話すことがいかに難しいかということを実感してもらうことも踏まえて」と関根にマイクを渡す場面も。ただ、高卒3年目の関根の立派な“スピーチ”に、43歳のメジャー最年長野手は「なんで3年目の選手が僕よりあいさつがうまいのか」と感心しきりだった。

 イチローの今年のスピーチ全文は以下の通り。

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