震災復興の願いも込め…今年で16度目、宮城出身プロ野球選手が野球教室開催

初参加の阿部は「初心にかえれた」、今野も「飲み込みが早い」と感心

 阿部は埼玉県で育ったが、両親が宮城県の出身。自身も仙台市で生まれ、東北福祉大から楽天入りした。「がんばろう!宮城 少年少女野球教室」は初参加となり、「楽しかったです」と笑顔。野球少年たちとのふれあいはもちろん、プロを目指して4年間、汗を流した母校のトレーニングセンターでの野球教室に「久しぶりに来たので、懐かしいですね。大学1年の初めて来た感じを思い出し、初心にかえれました」と、7年目となる来季への気持ちを新たにした。

 投手を指導した大崎市岩出山出身の今野は「教えたことをすぐに吸収してくれた。飲み込みが早いですね」と感心。それでも、「すぐにはできないこともあるので、今日、教わったことをちょっとずつやっていってくれれば」と今後に期待した。

 今野は部員11名の岩出山高からプロ入り。現在は、昨年10月に右ひざを手術した影響から育成契約となっているため、「支配下選手になれるよう、しっかりとやれることをやって、キャンプからアピールをしたいです」と巻き返しを誓った。

【了】

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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