阿蘇地域の子供たちを笑顔に― こんなにもすごい“野球の持つチカラ”
高谷「個人的にはこういう活動がもっとできたらいいなと感じた」
日本ハム・新垣
「1日でも早く復興してもらいたいと思いましたし、活躍した姿を見せて、元気を与えられればと思いました」
楽天・安樂
「そんなに簡単にできることではないですが、九州の試合であったり、何かしらの形で少しでも元気を与えられるようなプレーをしていきたいです」
西武・岩尾
「頑張って九州の新聞に載って、この学校まで、そして子供たちまで届くように頑張るのが一番いいかなと思いました」
ロッテ・二木
「実際に生で触れ合った僕らが活躍して、それが一番うれしく思ってもらえると思うので、シーズン通して活躍して、僕らの姿を見てもらえるように頑張ります」
オリックス・伊藤
「シーズン中は義援金とかそういう活動しかできなかったので、実際に被災地に来て子供たちと触れ合ったり、ともに時間を過ごして元気だなと感じることができました。これからも僕らが支えていけるように頑張りたいと思います」
ソフトバンク高谷
「個人的にはこういう活動がもっとできたらいいなと感じました。僕らにできることは野球しかないので、その野球を一生懸命頑張っている姿を見せて、元気になってもらえるようなプレーをしたいと思います」
ソフトバンク牧原
「来シーズン、ここで触れ合えた子供たちが胸を張って、『この選手と触れ合ったんだよ』と言ってもらえるように頑張ります」
観光協会理事も務める阿蘇ファームランド渉外部長・竪山裕史氏は「こんなに多くの子供たちがいっぺんに集まったのは震災後初めての出来事でした」と語り、「これは6球団の選手がいらっしゃらなければ実現しなかったことです」と興奮気味にコメントした。
前出のPLM上田氏は「これまで伺った地域の皆様に対して、一度来たから終わりということにはしないこと。こういった活動に賛同いただけるパートナーさん達を増やしていくことを軸に、選手の意見もいただきながら活動を続けていきます」とこれからの活動について語り、締めくくった。
今回のPOB活動の2日間を取材したことで、野球には、プレー以外でも“人を笑顔にする強いチカラ”があると再認識することができた。復興するまで、そして復興してからも。野球の持つチカラで、子供たちをはじめとする、地域の人々の笑顔や元気をこれからもずっと増やしていってくれるだろう。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
【了】
「パ・リーグ インサイト」編集部 松下雄馬●文