ダルビッシュ契約延長交渉はキャンプ中に本格化か? 米メディア伝える

FAになれば争奪戦必至、レンジャーズは流出を防げるか

 だが、ダルビッシュは契約よりも、まずは自分のパフォーマンスを上げることに集中しているようだ。記事によれば「トミー・ジョン手術から復帰2年目で、自分の身体がどう反応するか、どんなピッチングができるかを見たい。自分がどんなピッチャーかを見せられたら」と通訳を介して話したそうだ。2012年の入団以来6年目を迎えるレンジャーズにも愛着を感じているようで「今まで御世話になっている。大きな契約をしていただいたことにも感謝している。恩返しはしたいです」と、世界一を目指す今季に向けての意気込みを語ったという。復帰後1年目だった昨季終了後も「肘の状態はよかった。すでに投げ始めていて感触はいい」と順調に準備が進んでいる様子をうかがわせたそうだ。

 2011年オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してレンジャーズに移籍したダルビッシュは、約5170万ドル(約59億2500万円)の入札金+6年総額6000万ドル(約68億7600万円)という大型契約を結んだ。2015年3月にトミー・ジョン手術を受け、約1年あまり戦列を離れたが、昨年5月にメジャー復帰。これまで100試合に登板して、46勝30敗、防御率3.29の成績を収めている。

 今季終了後にFAとなれば争奪戦は必至だが、レンジャーズはその前にエース右腕の流出を防ぐ手立てを見つけられるのだろうか。まずはスプリングトレーニング中の動向に注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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