準Vプエルトリコ、モリーナ中心に米国称えるジェスチャーが「一流」と話題に

決勝は完敗で2大会連続準Vも、敗戦直後に見せたスポーツマンシップに絶賛の嵐

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が22日(日本時間23日)にロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、米国が8-0でプエルトリコに快勝。準決勝で侍ジャパンを破って決勝に進出した野球の母国が悲願の初制覇を果たした。一方で、プエルトリコ代表は7戦全勝で決勝まで駆け上がりながら2大会連続の準優勝という結果に。しかし、敗戦後に見せた勝者を称えるジェスチャーに「一流」との声が上がっている。

 決勝まで怒涛の勢いで勝ち上がってきたプエルトリコだが、先発ルーゴが米国打線につかまり、4回4失点で降板。救援陣も失点を重ねると、打線も米国先発ストローマンの一世一代の快投の前に6回まで無安打に抑えられ、反撃できなかった。

 悔しさの残る試合後、プエルトリコはダグアウトの選手、スタッフ全員が集まり、立膝を突き、円陣を組んだ。そして、夜空に腕を挙げて神に祈りを捧げてから、マウンド上で喜びを爆発させるチームUSAに向けて青いキャップを脱ぎ、指し示した。チームリーダーのヤディアー・モリーナ捕手(カージナルス)が率先して脱帽。そして、右手の親指をサムアップした。これに、若きスーパースター、カルロス・コレア内野手らも続き、脱帽した。

 激闘を終えた後に勝者を称えたプエリトリコのジェスチャーをWBC公式ツイッターもレポート。写真に「すべてのリスペクトを」とのメッセージを添えた。この準優勝チームのスポーツマンシップには、世界の野球ファンからも絶賛の声が集まった。

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