今季のパ・リーグは新人が熱い? 米国では長いルーキーまでの道のり

高梨&佐々木が同日に初勝利、今季もルーキーが盛り上げる?

 4月6日、楽天の高梨雄平投手、そして千葉ロッテの佐々木千隼投手の両ルーキーが同日に勝利投手となった。

 例年、プロ野球では“即戦力”ルーキーがシーズンの戦いを大きく左右する。今シーズン、パ・リーグだけでも開幕1軍を勝ち取った選手は合計8人いる。そのうち投手が6人で、オリックスの黒木優太投手、沢田圭佑投手、楽天の森原康平投手、菅原秀投手、高梨雄平投手、千葉ロッテの有吉優樹投手。野手では埼玉西武の源田壮亮選手、そして北海道日本ハムの石井一成選手の2人だ。

 先発投手はローテーションの順番によっては、初日からの登録が必要ないため佐々木千隼投手のように開幕1軍から漏れている選手もいるが、ルーキーたちの顔ぶれも高卒、大卒、社会人とさまざまである。どちらにせよルーキーたちが今シーズンもプロ野球を大いに盛り上げることに変わりはなさそうだ。

 一方、メジャーリーグでは開幕から25人枠に入っているルーキーたちの背景は、プロ暦や年齢など日本同様にさまざまだ。ボストン・レッドソックスのアンドリュー・ベニンテンディは2017年トッププロスペクトと評価されて、開幕メジャーを勝ち取った。昨シーズンもすでに34試合に出場し、打率.295、2本塁打、14打点をマークした。

 ワールドシリーズにすでに出場経験があるのに、まだメジャー開幕戦を経験していない選手もいる。シカゴ・カブスのアルバート・アルモーラJr.は昨年47試合に出場し、打率.277、3本塁打、14打点を記録。ワールドシリーズでも3試合に出場し、1打席に立っている。規定により、アルモーラはすでに新人王資格はないが、開幕戦の雰囲気を味わうのは今年が初となった。

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