MLBで初のアフリカ出身選手がデビュー 初打席初ヒットに本拠地は大歓声

南アフリカ出身のンゴエペ、マイナーで8年プレーしメジャー昇格つかみ取る

 メジャーリーグでまた新たな歴史が刻まれた。パイレーツの南アフリカ出身、ギフト・ンゴエペ内野手が26日(日本時間27日)のカブス戦でメジャーデビュー。MLB初のアフリカ出身は、初打席で初ヒットを放った。パイレーツは6-5で勝利している。

 ンゴエペはこの日、メジャー昇格。4回の二塁守備から出場した。そして、その裏の攻撃で先頭打者として打席へ。3ボール1ストライクからカブスのエース左腕レスターの速球をセンター前に弾き返し、初ヒットを記録した。

 本拠地は大声援に包まれ、ベンチではアンドリュー・マッカチェン外野手やゲリット・コール投手らチームメートも拍手。記念のボールはパイレーツベンチへと戻され、嬉しそうに笑みを浮かべるンゴエペの肩を一塁コーチが抱きよせて祝福した。

 米全国紙USAトゥデーのスポーツサイト「フォア・ザ・ウィン」はこの試合の前に、ンゴエペのメジャー昇格を伝え「パイレーツがMLB初のアフリカ出身選手を昇格させるためMLB初のリトアニア出身選手を下げる」とのタイトルで特集していた。

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