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広島が持つ意外な一面…地元では圧倒的に強い「内弁慶」 遠征カードは…

きつい移動スケジュール、主力選手は好調でもスタメン外れて体力温存

 今季、唯一の雨天中止となった5月12日の巨人戦も金曜日だったが、その傾向は顕著だった。9点差逆転など甲子園で3連敗し、神宮でも下位に沈む東京ヤクルトに1勝2敗と負け越したチームが、中止になった後の地元での2試合は打線が爆発して連勝し、まさに「恵みの雨」となった。

 チームのコンディショニングを統括する石井雅也ヘッドトレーナーは「日程を言い訳にしてはいけない」と前置きしながらも、「移動日の試合は、やはり選手には負担がかかる」と影響を否定しなかった。ポジションで言えば、遠征でも前乗りが出来る先発投手は問題ないと言う。石井トレーナーは「若い選手は多いが、年齢よりも試合で出続けている選手の方が、影響は大きいと思う。故障持ちの選手はなおさら」と続けた。

 緒方監督も、4月後半に広島から関東の遠征が続いた時期に「広島から東京と、こういう6連戦が続くのはキツい」と思わず本音を漏らしていた。今季は菊池や新井、エルドレッドの主力が好調時でもスタメンを外れることが多いが、長いシーズンを見越した選手の起用法という意味で、日程と無関係ではないはずだ。

 今季は勝負所の7月下旬から9月中旬まで、再び7週連続での6連戦が控えおり、金曜日は全て移動日の試合となる。リーグ連覇に立ちはだかる壁は、セ・リーグの5球団や交流戦だけではない。長距離移動も含めた苦手のビジターの克服がペナントを占うカギになりそうだ。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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