「タムさんのリードのおかげ」― 4勝目のマウンドで見えたロッテ二木の成長

二木「タムさんのリードのおかげ」

 ロッテの若き二木、田村のバッテリーがチームに今季2度目の3連勝をもたらした。10日のヤクルト戦で今季8度目の先発をした二木は、前回3日の広島戦4回3失点降板の口惜しさをバネに、6回まで1失点でしのぎ、7回先頭山田の左右間二塁打で降板したが、松永、内のリレーでチーム勝ち頭の4勝目をマークした。

「フォークがちょっとよくなかったが、タムさん(田村)のリードのおかげで勝てました。多分(自分が登板した中で)一番の強い風で立っていてもふらついたが、風のお陰で勝てました」と13~14メートルの強風を味方にした。

 風の影響でフォークは逆に落ちず、中盤まで苦労したが、強風に後押しされて、初回からストレートが走った。1-0の4回1死一塁では昨年までの同僚の大松を142キロの速球で三ゴロ併殺。5回は西田の中犠飛で同点に追いつかれたが、山田を敬遠気味に歩かせた2死一、二塁で2番の藤井を一ゴロに打ち取り、最小失点でしのいだ。

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