日本で成功目指す助っ人たち “登竜門”となりつつある場とは
今季福島でプレーするボウカー、ミャンマー&ブルキナファソ出身選手も
なかには現在、群馬に在籍しているカラバイヨのようにNPBと独立リーグを何度も往復する選手もいる。また、巨人、楽天でプレーしたジョン・ボウカー(一塁手)のように、BCリーグ福島でプレーし、再度NPBに挑戦しようとする選手もいる。
今年話題になったマニー・ラミレスは別格だが、MLBやその傘下でプレーした選手がいる一方で、アメリカのドラフトにかからず、米独立リーグなどを経由して日本にきた選手もいる。
四国アイランドリーグplusには、ミャンマーのゾーゾー・ウー(投手)や、ブルキナファソのサンホ・ラシーナ(内野手)のように、その国初のプロ野球選手もいる。彼らもNPB入りを目指しているが、同時に母国に野球を普及させる使命も帯びている。
独立リーグには、外国人枠はない。力さえ認められれば、何人でも外国人選手を受け入れることができる。今、独立リーグは日本で野球をしたい外国人選手の重要なステップになっている。独立リーグは、こういう形で「すそ野からの野球の国際化」に貢献しているのだ。
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広尾晃●文 text by Koh Hiroo