“神走塁”はなぜ可能? メジャー沸かす30歳が語る驚愕プレーの舞台裏
挟殺プレーをかいくぐる忍者走塁で魅了
驚愕のスーパープレーが続出するメジャーだが、その中でも“神走塁”で沸かせているのが、パイレーツのジョシュ・ハリソン内野手だ。173センチ、81キロと小柄な身体だが、プレーのインパクトの大きさは計り知れない。挟殺プレーを忍者のようにかいくぐって塁を陥れたり、体操選手のように急ブレーキから身体をひねってみたり。その身体能力はメジャー30球団を見渡してみても、間違いなく5本の指に入るだろう。
今季2度目のオールスターに選ばれたハリソンは、残念ながら“真夏の祭典”で得意の走塁を披露するチャンスはなかったが、アメリカのみならず日本のファンも虜にする“神走塁”の秘訣を明かしてくれた。
「とにかく動き回ることが好きだったから、小さい頃から遊び半分でいろいろなスポーツをやっていたんだ。プラス、兄や従兄たちといった年上の人たちを相手にプレーすることが多かったから、何かしらクリエイティブにならないと勝つことができない。そういった経験も生きているんじゃないかな」
高校では、野球の他にもバスケットボール、アメリカンフットボールをしていたという。他のスポーツをプレーすることで、野球にない動きを身体が経験できたことは、今とっさに出る“神走塁”に大きく役立っていると話す。