他人にはなれない――先発減&代打増も不変のイチローの流儀を地元紙紹介

続けることの大切さ、信じることの大切さ

 もちろん、おなじみのルーティンが変わることはない。それは、マッティングリー監督が「本拠地では午後6時15分になると打撃ケージにいる。彼が打ちに行く姿を見ると、何時なのか正確に分かるんだ」と話すほど。イチローは「それは変えられないもの。他人にはなれません。僕は僕が知っている方法しかできない。自分に何が必要か知っていますから」と、代打でも先発でも変わらず準備を進める理由について話したそうだ。

 続けることの大切さに触れたイチローは、同時に信じることの大切さについても説いたという。

「練習せずに何も考えず出場すれば、もっと成功するかもしれない。分かりませんね。でも、自分がしていることすべてが、きっちり仕事をこなすことにつながると信じなければいけないでしょうね」

 4日(日本時間5日)に敵地ブレーブス戦で米通算3061安打を放ち、クレイグ・ビジオを抜いて歴代単独22位に浮上した。次なる節目は歴代21位キャップ・アンソンの3081安打だが、代打が主な役割の今季中に達することは難しいかもしれない。記録を抜こうが抜くまいが、役割が変わろうが変わるまいが、イチローが毎試合続けるルーティンだけは変わることがないのだろう。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY