楽天と西武が痛恨のカード負け越し、1.5差のまま29日から直接対決へ

西武・山川穂高【写真:(C)PLM】
西武・山川穂高【写真:(C)PLM】

上位3チームはすべて下位3チームにカードを負け越す波乱の展開

 あと一歩の攻撃。最終回の山川選手の一発が、次戦へつながる一撃となるか。3位の埼玉西武が4位・オリックスとの打撃戦の末に惜敗。2位の楽天が敗れたため、ゲーム差は1.5ゲーム差と変わらず、29日からの直接対決3連戦に臨む。

 両軍合わせて26安打。試合を決めたのは8回、オリックスだった。1点ビハインドの1死一、三塁、武田選手の代打に登場した小谷野選手が、シュリッター投手から左中間へ逆転の6号3ラン。両ひざに手をついてガックリと肩を落とした右腕を横目に、ベテランが納得の表情でダイヤモンドを回った。9回、守護神の平野投手が一発を浴びるも今季23セーブ目。史上13人目となる通算150セーブを達成した。

 25日からの3連戦、パ・リーグはAクラスの3チームがそれぞれBクラスの3チームと対戦。オリックス、北海道日本ハム、千葉ロッテがすべて勝ち越し、下位チームの意地を見せた結果となった。

 首位を快走する福岡ソフトバンクは27日、5月に左ひじの手術を受けていた和田投手が復帰先発。6回無失点というさすがの内容でチームの連敗を止め、自身も通算1500奪三振を記録した。ここに来て頼もしいピースが戻り、29日からの北海道日本ハムとの3連戦中にも優勝マジック点灯の可能性が出てきた。

29日から仙台で2位決戦、5連敗中の楽天に僅差で迫る西武

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