“スシ”に続く“おにぎり”登場、ハムの若き大砲がこだわるフルスイング

日本ハム・横尾俊建【写真:石川加奈子】
日本ハム・横尾俊建【写真:石川加奈子】

177センチ、90キロの横尾「踏ん切りがつきました」

 日本ハムの横尾俊建内野手が16日、本拠地でのオリックス戦で先制の4号ソロを左翼席中段に叩き込んだ。177センチ、90キロの体型で「おにぎり君」の愛称を持つ右の大砲は、ここ4戦3発と才能を開花させつつある。

 ゆっくりとした足取りで三塁ベースを回った後に、ファン待望のパフォーマンスが飛び出した。8月27日楽天戦でプロ初アーチを放った時には照れくさそうだったが、4個目ともなれば手慣れたもの。大歓声の中、両手で“エアおにぎり”を3回握ってホームインした。

 フルカウントからの144キロ直球を仕留めた。その直前、同じ144キロ直球をフルスイングして三塁線にファウル。「あれでストレートのタイミングをつかんで、あまり変えずにいきました。完璧です」と自画自賛した。

 8月16日に1軍再昇格を果たした時、フルスイングを貫く覚悟を決めた。

「野球人生としてホームランにこだわりたい。(1軍に)上がってくる時、オフに行っているトレーニングジムの人といろいろ話したことがプラスになりました。どうしたいかと聞かれて、踏ん切りがつきました。『これだけトレーニングしたんだから』と言われて、自信もつきましたし」

4戦3発と大当たり、目指すは三振を減らしながらフルスイング

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