アストロズ23歳成長株が値千金の同点アーチ 「一振り」に懸けて殊勲の一撃

レッドソックス戦で本塁打を放ったアストロズ・ブレグマン【写真:Getty Images】
レッドソックス戦で本塁打を放ったアストロズ・ブレグマン【写真:Getty Images】

アストロズが4時間7分の激闘制してリーグ優勝決定シリーズ進出

 4時間7分の激闘の末、アストロズがレッドソックスに5-4で競り勝ち、ナ・リーグ中地区に所属した2005年以来12年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。レッドソックスのセールと、アストロズのバーランダーという両エースがリリーフ登板した熱戦で、23歳伏兵が大きな一振りで流れを引き寄せた。

 2-3で迎えた8回。先頭打者のブレグマンは前の打席まで10打席連続無安打と、当たりが止まっていた。マウンドには4回から3回を無失点に抑えていた相手のエース、セール。ブレグマンは「必ず打てる球は来る」と一振りに懸けていた。狙い通り、2ボール1ストライクから真ん中に入ってきたチェンジアップを振り抜くと、高く上がった打球は左翼のグリーンモンスターを超えて敵地スタンドに突き刺さった。

 ヒンチ監督は「ブレグマンのホームランでベンチに活気が戻った。とても感情的になった」と流れを変える一発を強調。ここからさらに2死一、二塁のチャンスをつくると、抑えのキンブレルから2番レディックがしぶとく左前打を放ち、逆転に成功。8回から抑えのジャイルズを投入する懸命の継投で何とか逃げ切った。

プレグマン「最後まで逆転する自信はあった」

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