最優秀中継ぎのホークス岩嵜、72登板で球団新46HP「まさかこんなに投げるとは」

ソフトバンク・岩嵜【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・岩嵜【写真:藤浦一都】

46HPは五十嵐を超える球団新記録、「自信になったシーズンだった」

 ソフトバンクの岩嵜翔が、46ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞の受賞を確定させた。岩嵜にとっては初のタイトル受賞となる。

 今季の岩嵜は、攝津正が2010年に記録した71試合を超える72試合に登板。主に8回のマウンドに上がって6勝(3敗)40ホールドを記録したが、46ホールドポイントも2014年の五十嵐亮太(45HP)を超える球団新記録だ。

「開幕の時はまさかこんなに投げるとは思っていなかった」という岩嵜は、タイトル受賞を「1年間頑張った証。本当に頑張ってよかった」と素直に喜んだ。

 スアレスが右肘を手術して今季絶望とわかると、岩嵜はすぐにセットアッパーの座についた。しかし、そのスタートは決して順調ではなかった。今季初登板となった開幕2戦目には連打と四球で満塁のピンチを作って降板。4月7日の西武戦でも3安打で満塁とされ、どうにか自力で抑え切った。それでも岩嵜は懸命に投げ続け、徐々にセットアッパーとしての自信をつけていく。

乗り切れた要因は「ケア」、優勝決定の西武戦は「驚くくらい力が出た」

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