最優秀中継ぎのホークス岩嵜、72登板で球団新46HP「まさかこんなに投げるとは」

乗り切れた要因は「ケア」、優勝決定の西武戦は「驚くくらい力が出た」

 その結果、46のホールドポイントを積み重ねただけでなく、防御率1.99という堂々たる成績を残した岩嵜は「自信になったシーズンだった。たくさん投げる中で内容もしっかりついてきた」と振り返る。

 72試合という登板数を乗り切れた要因は「疲れや張りは(これまで)感じことがないものがあったが、ケアに重点を置いてやってきた。個人のトレーナーやチームのトレーナーさんの協力があってやってこれたと思う」。

 そんな岩嵜が最も印象的だった試合として挙げたのは、リーグ優勝を決めた9月16日の西武戦だ。「自分でも驚くくらい力が出た。(点差があっても)勝っていれば投げさせると言ってくれた(首脳陣の)気遣いもうれしかった。頑張ってきてよかったと思える瞬間だった」と笑顔を見せた。

 中継ぎという役割について「縁の下の力持ち的な存在だが、チームにとっては重要なポジション」という岩嵜は、これからのポストシーズンを見据え「まだまだ大事な試合が残っている。CSを突破しないと日本一は見えて来ないので、まずはCS突破に向けて全力で頑張っていきたい」と力強く語った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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