「やっとヒットを打てた」―“小さな巨人”アルトゥーベ復活でアストロズ逆王手

アストロズのアルトゥーベ【写真:Getty Images】
アストロズのアルトゥーベ【写真:Getty Images】

敵地3連戦で無安打も、本拠地でソロ弾含む3打点「明日は本当にすごい試合になる」

 アストロズは20日(日本時間21日)、本拠地で行われたヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に7-1で圧勝。対戦成績を3勝3敗の五分に戻し、ワールドシリーズ(WS)進出に逆王手をかけた。敵地での3試合で無安打と調子を落としていたホセ・アルトゥーベ内野手が、ソロ本塁打を含む2安打3打点の活躍。ア・リーグの今季MVP最有力候補に挙げられる“小さな巨人”が復活し、最終戦となる第7戦へ向けて急激に勢いが出てきた。

 序盤はヤンキースのセベリーノ、アストロズのバーランダーと両先発右腕の投手戦となった一戦。均衡を破ったのはアストロズだった。5回、ブレグマン、ガティスの四球でチャンスを作ると、マッキャンが先制打。さらに、2死満塁の好機でアルトゥーベに打席が回った。

 ポストシーズンも絶好調だったものの、敵地ヤンキースタジアムでの3連戦から当たりがストップ。この試合の2打席目まで15打席連続無安打と苦しんでいたが、セベリーノからレフト前に運ぶ2点タイムリー。大きな追加点を奪った。さらに、ジャッジのソロ弾でヤンキースに1点を返された直後の8回には、地元ファンから「MVP」のチャントを受けながら打席に立ったアルトゥーベが左翼スタンドへソロ弾。ここから打線に再び火がつき、この回4点を追加して試合を決めた。

 試合後、地元テレビ局「FOXスポーツ」のインタビューに答えた身長167.6センチの“小さな巨人”は「やっとヒットを打てた。今日はエネルギーいっぱいでプレーすることができた」と満足げに振り返った。

「バーランダーがプレーしているように自分もプレーしなくてはならない」

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