“呪い”の後は最新設備!? 大谷獲得狙うカブスGMが米メディアで猛アピール

大谷翔平とカブスのホイヤーGM【写真:Getty Images】
大谷翔平とカブスのホイヤーGM【写真:Getty Images】

かつては100年以上も世界一になれなかった“呪い”がポイントも…

 日本ハムが大谷翔平投手のポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー移籍を承認したニュースは、瞬く間に海を越えたアメリカにも広がった。MLBとNPBによる新ポスティングシステム制定の話し合いも、近日中に決着を見ると予想され、“メジャーリーガー”大谷翔平の誕生に向けて一気に気運が高まった。

 MLBの労使協定により、米国外の24歳以下の選手は契約金に上限が設けられ、ルーキー選手と同様にマイナー契約を結び、球団が6年間の保有権を持つことになる。23歳の“二刀流”大谷は、これまでダルビッシュや田中将大らが結んだ大型契約ではなく、比較的廉価で契約できるため、メジャー全30球団による争奪戦も噂される。

 昨年108年ぶりに世界一に輝き、今季はリーグ優勝決定シリーズでドジャースに敗れたカブスもまた、大谷獲得に本腰を入れると言われる球団だ。カブスのホイヤーGMは、地元テレビ局「NBCスポーツ」のポッドキャストに出演。大谷獲得に関しては「まだコメントはできない」としながらも「当然、話し合っていることではあるけれど」と話したという。

 カブスは、2014年オフに当時楽天に所属した田中がメジャー移籍を表明した際も、獲得に乗り出したが、この時はヤンキースに敗れた。田中自身に対して行ったプレゼンテーションでは、当時メジャー球団で最も長く世界一の座から離れていることを引き合いに出し、一緒に頂点に立とう、と呼び掛けたとされる。日本人右腕の獲得には失敗したものの、カブスはその2年後2016年に108年ぶりの世界一を達成。では、世界一を達成した今、チームのセールスポイントはどこになるのか。ホイヤーGMは「素晴らしい街で素晴らしいファンに囲まれ素晴らしい球場でプレーできる一流の球団だということに尽きる」と話したそうだ。

球場をはじめ周辺施設をリノベーション「全てにおいて一流だ」

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