日ハム大谷の「自問自答」 すごい記録か、二刀流か…“唯一無二”の価値

本人が明かす二刀流の意味「価値観は人それぞれ」

――話を聞いた日本人選手は?

「ダルビッシュさんとは一緒にやっていたし、田中賢介さんからはメジャーの話を色々聞いた。代理人も決まって、(同じCAAの)青木さんからも電話をもらった」

――メジャーを意識した瞬間は?

「子供の頃、テレビを見て、日本人選手の挑戦を見たりして。高校の時、初めて声をかけてくれたのが、メジャーのスカウトで、それがきっかけかもしれない。(名前、チーム名は)覚えてはいるが、ここで言うことではないので」

――2020年東京五輪代表への思いは?

「数年後、どういう選手になっているかわからないが、選んでもらえるような選手になりたい。今よりもっと前に進みたい」

――野球は記録(のスポーツ)と言われるが、片方に集中すればすごい記録が残るのでは、という思いは?

「(そこは)すごく難しい。自問自答しているし、後悔したくない。価値観は人それぞれ。記録で評価されることはすごく理解している。それを踏まえてやってきた。自分にはプラスで、周りもプラスになるかは自問自答しているが、自分としては(二刀流を)やってきてよかった」

――5年間で一番印象に残っている、一球、一打、対戦してきた打者は?

「レフトフライでしたが、リーグ優勝した時は凄くうれしかった。最後までマウンドにいれた。どの1球より価値がある。打席ではプロ入り初打席。岸さんに見逃し三振。プロは凄いなと鮮明に覚えている」

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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