育成出身者の活躍の裏で…支配下から育成へ“降格”となった選手たち

春夏連覇の鷹・島袋は左肘の手術明け、DeNAの水野はプロ入り1年で…

○島袋洋奨(ソフトバンク)
2017:1軍登板無し
通算:2試合0勝0敗0ホールド0セーブ 防御率0.00

 プロ3年目。興南高時代に甲子園春夏連覇を果たし「琉球トルネード」として脚光を浴びた左腕。中央大を経て、2014年のドラフト5位でソフトバンクに。1年目に1軍で2試合に登板したが、今季は1軍登板無し。8月に左肘の遊離軟骨除去手術を受けたこともあり、育成枠で再契約となった。

○水野滉也(DeNA)
2017:1試合0勝1敗0ホールド0セーブ 防御率5.79
通算:1試合0勝1敗0ホールド0セーブ 防御率5.79

 プロ1年目。札幌日大高から東海大北海道キャンパスを経て、2016年のドラフト2位で入団。5月3日の巨人戦で初登板初先発したが、5回途中3失点で敗戦投手となり、その後右肩痛を発症して、1軍登板はこの1試合のみに終わった。わずか1年で支配下契約を解除され、育成契約で再契約となった。

○巽大介(巨人)
2017年:1軍登板なし
通算:1軍登板なし

 プロ2年目。岩倉高から2015年のドラフト6位で入団。プロ2年間で1軍登板無し。今季はイースタンリーグで9試合に投げて1勝1敗。11イニングで9失点(自責点は4)を喫しており、結果を残せていなかった。プロ入りからわずか2年で支配下契約を解除されて、育成選手として再契約を結んだ。

○日隈ジュリアス(ヤクルト)
2017年:1軍登板なし
通算:1軍登板なし

 プロ2年目。高知中央高校から2015年のドラフト4位で入団したものの、2年間故障続きだった。1年目は左肘関節のクリーニング手術を受けると、2年目の今季5月には左肘のトミージョン手術。全治1年と診断されており、2年間で1軍出場どころか、2軍戦も1試合登板に終わり、オフに戦力外通告を受けて育成契約を結んだ。

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