井口引退&監督就任、歴史的大敗、謎の魚…ロッテ、2017年の10大ニュース

伊東監督は自身初の最下位に沈んで辞任

○大砲リクエストも補強されたのは…

 ダフィー、パラデスの2人が打撃不振だったため、緊急補強に着手。現場サイドは長打力不足を補うために、1発のある大砲候補を希望したが、まずフロントが獲得にこぎ着けたのは俊足が売りのキューバ人、ロエル・サントス外野手だった。その後、ソフトバンクなどでプレーしたウィリー・モー・ペーニャ内野手も補強したが、現場の要求に合わないサントス獲得は疑問の声を呼んだ。

○6年ぶり最下位

 開幕から低迷が続き、浮上のキッカケを掴めないままにシーズンは終了。5月16日で自力優勝の可能性が消滅、10勝目を挙げたのは今季40試合目の5月19日楽天戦だった。終わってみれば、54勝87敗2分の借金33、首位のソフトバンクと39ゲーム差、クライマックスシリーズ出場圏内の3位の楽天とも23.5ゲーム差をつけられる屈辱の1年に。ロッテの最下位は2011年以来6年ぶりだった。

○伊東勤監督辞任

 成績不振の責任を取り、2013年からチームを率いた伊東勤監督が辞任。8月13日に辞任を正式発表したが、最終戦まで指揮を執った。伊東監督が最下位を経験するのは、選手時代も通じてプロ野球生活31年目で初めてだった。10月30日からは侍ジャパン強化本部副本部長に就任した。

○涌井秀章、海外FA権を行使してメジャー挑戦

 2013年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使してロッテに入団したエース涌井秀章投手が、2度目のFA権(海外FA権)を行使してメジャー移籍を目指すことを表明した。最多勝に3度輝き、4年連続で規定投球回に達した。現時点で移籍先は決まっておらず、去就は長期化の様相を呈している。

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