選手の士気アップ、球場の空気も一変 「チャンステーマ」の不思議な魅力
応援プロデュースチームを結成した楽天、元ロッテ応援団長も加入
【楽天】
〇チャンステーマ1
厳かな前奏から始まるこのチャンステーマは、本拠地カラーがうまく取り入れられている。まずメロディは仙台の遊園地のテーマソングを利用したものであり、歌詞の中にも仙台を連想させるような単語が散りばめられている。また、楽天のチャンステーマは関東限定や関西限定、九州限定など様々なバリエーションを持っているため、どの球場でどの歌が歌われているのかを考えてみると、また違った面白さを感じられるかもしれない。
そして、昨年の12月28日、楽天は「応援を盛り上げてチームを勝利に導く」、「観ていて楽しい応援を創る」、「参加したくなる応援にする」というコンセプトのもと、球団・私設応援団を中心に、応援プロデュースチームを結成することを発表した。千葉ロッテの応援団長を務めていた神俊雄(ジントシオ)氏などがそのチームのメンバーとなり、大きな注目を集めている。詳細が明かされるのを楽しみに待ちたい。
【オリックス】
〇丑男/COW BOY
一言で言えば、ファンの深いチーム愛を感じられる曲だ。トランペットのソロパートから始まり、一気にボルテージが上がる流れは、応援する側もより一層気持ちが入り、ここが勝負の分かれ目であることを実感することができる。2004年シーズン終了後の球団合併に対するファンの切ない思いが込められた歌詞は、ぜひ噛み締めて聞いてほしい。
他にもタオルを使ったダンスを踊る曲や、関西弁で歌うチャンステーマ「欲球根性~河内のオッサンの丑~」など、見応え・聞き応えのある応援がオリックスの特徴である。