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阪神・淡路大震災から23年、今や現役はイチローのみ 「がんばろうKOBE」の記憶

1996年9月23日、グリーンスタジアム神戸。オリックス・ブルーウェーブ対日本ハム戦。同点で迎えた10回裏、イチロー外野手のサヨナラ打で、ブルーウェーブは2年連続のリーグ優勝を決めた。そのまま、日本一の頂まで駆け上がるあの年のことを振り返る上では、その前年のリーグ優勝が持つ特別な意味を、思い出さないわけにはいかないだろう。

今も現役を続けているイチロー【写真:Getty Images】
今も現役を続けているイチロー【写真:Getty Images】

当時21歳のイチローを筆頭に見せた歴史的快進撃

 1996年9月23日、グリーンスタジアム神戸。オリックス・ブルーウェーブ対日本ハム戦。同点で迎えた10回裏、イチロー外野手のサヨナラ打で、ブルーウェーブは2年連続のリーグ優勝を決めた。そのまま、日本一の頂まで駆け上がるあの年のことを振り返る上では、その前年のリーグ優勝が持つ特別な意味を、思い出さないわけにはいかないだろう。

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 今から23年前の1995年1月17日、午前5時46分。日本国民にとっては忘れられない、忘れるべきではないその日、その朝。淡路島北部を震源とする阪神・淡路大震災が発生した。ブルーウェーブの本拠地だった神戸は甚大な被害を受け、街は壊滅的な状況に陥る。戦後初の大都市直下型地震。テレビ画面の向こうで、なすすべもなく被害が拡大していく恐ろしい光景を目の当たりにした人も、きっと少なくはないだろう。

 ブルーウェーブは震災直後から、選手寮の備蓄品を被災者に無料で配布するなどの支援にあたる。時期的にはオフシーズン、春季キャンプ前。スケジュールは大幅な変更を余儀なくされ、当然、同地域におけるプロ野球公式戦の開催は危ぶまれた。しかし、神戸出身の宮内義彦オーナーによる「こんなとき神戸を逃げ出して何が市民球団だ。一人も来なくてもいいから、スケジュール通り絶対、神戸でやれ」という大号令のもと、ブルーウェーブはホーム開幕戦の実施に踏み切る。

 すると、復旧しきっていない交通状況にもかかわらず、グリーンスタジアム神戸には3万人が詰めかけた。そしてそれ以降、「がんばろうKOBE」を合言葉に一丸となった青波軍団は、当時わずか21歳のイチローを筆頭に、歴史的な快進撃を見せる。

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