派手さはなくとも勝負強い “新生”中島宏之が臨むオリックス4年目の進化

2000安打の大台も視野

 2017年も、6月以降はほぼ2割8分以上の打率をキープする安定した打撃を披露し、不振からの脱却を強く印象付けた。124試合123安打9本塁打49打点、打率.285という数字には埼玉西武時代ほどのインパクトはないかもしれないが、規定に到達した3割打者が2人だけというパ・リーグにあっては非常に優秀な数字。かつてリーグ屈指のヒットメーカーとして鳴らした男の、復活の狼煙と見ることもできるだろう。

 相次ぐ故障の影響で、近年は一塁や三塁を守る機会も多い。渡米までに141個積み上げた盗塁もオリックス入団後は2個にとどまり、かつての「中島裕之」とは異なるスタイルで日々戦っている。だが、真摯にファンサービスへ取り組み、豊富な経験をチームに還元する「中島宏之」も、現在のオリックスにとっては大きな存在である。

 若くして主力として活躍してきた中島が、これまで1軍で積み上げた安打数は1694。このまま活躍を続ければ、通算2000本の大台も決して非現実的な数字ではない。入団以来経験していないオリックスのAクラス入りに向け、今年も中島はそのプレーで、その背中で、チームを引っ張っていってくれるはずだ。

【動画】これぞ“新生”中島宏之! 力みのないスイングから生まれる鮮やかなバッティング!

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