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「1番凄い」千賀も絶賛 ホークス9年目、158キロの育成左腕に覚醒の予感

眠れる大器が、2018年、ついに覚醒するか。

158キロ記録も、2015年には左肩、左肘を相次いで手術

 だが、ここから川原の名を目にすることは、ほとんどなくなった。左肩の故障に苦しみ、2015年3月には左肩を手術。さらに、その年のオフには左肘内側側副靱帯再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受けた。そこからは長く苦しいリハビリの日々。2015年オフには支配下契約を解かれて育成契約となり、「26」だった背番号は3桁の「122」になった。実戦復帰を遂げたのは、最後の実戦登板からなんと2年8か月後。2017年6月10日。3軍練習試合の楽天戦でようやくマウンドに立つことが出来た。 

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 苦闘の日々を送ってきた左腕は、来季も育成契約でソフトバンクに留まることが決まると、プロ9年目を迎えるにあたり、1つの挑戦に踏み出した。それが、1歳下である千賀滉大、そして昨季ブレイクを果たした石川柊太が行なっている自主トレへの参加だった。 

 この自主トレは「コウノエスポーツアカデミー」代表の鴻江寿治トレーナーが主催するトレーニング合宿で、千賀、石川だけでなく、中日の吉見一起や楽天の美馬学、オリックスの松葉貴大、DeNAの今永昇太、そしてソフトボールの上野由岐子らも参加している。投球フォームを映像で分析し、鴻江トレーナーの独自の理論により、それぞれの身体的特徴に合わせたフォームなどを作り上げる1週間ほどの合宿となっている。 
  
 千賀はプロ1年目のオフから、ここでの指導も取り入れながらフォームを作り上げていき、今では侍ジャパンとしてWBCに出場する球界屈指の投手へと成長を遂げた。石川は昨オフが初参加だったが、わずか1週間ほどの経験が2017年シーズンの飛躍に繋がった。 
  
 そして川原だ。千賀、石川の自主トレが報道陣に公開された1月20日、川原もまた2人と同様にマウンドの周りに置かれたカメラとモニターの前で投球練習を繰り返した。フォームを確かめるように、1球1球、丁寧に腕を振った。これまでと比べると、幾分、腕が出てくる高さは低くなった印象だ。だが、そこから糸を引くような真っ直ぐがキャッチャーのミットに収まっていった。 

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