主力大量退団のマ軍、イエリッチが胸中吐露 新オーナー・ジータ―氏への思いは

ジーター氏を擁護「チャンスを与えないといけないと思う」

 メジャーで5シーズンプレーした26歳は番組内でマーリンズ側と何らかの交渉があったのかを問われ、「誰とも話していないよ。(球団の)プランに関する話は何もなかったんだ。今後どうなっていくか、彼らには時間を与えないといけないと思う。確実によくはなっていくだろうけどね。時が経てばわかることだと思う」と話し、2010年のドラフト1巡目指名で入団したチームから去ることに寂しさをにじませた。

 また、古巣には多くの友人がいたことを振り返り、オフ中に噂が独り歩きしていたことも指摘。「これがビジネスだということは実感したよ」と心境を語った。

 自身がマーリンズのクラブハウスで悪影響を及ぼす存在となり得ることから、同じく移籍の可能性が持ち上がっていたJ.T.リアルミュート捕手よりも先にトレードされたとの報道については、「チームメイトたちは自分のことをしっかりわかっていると思う」と暗に否定し、「毎試合ハードにプレーして、チームメイトのために戦うんだ。(仮にトレードされなかったとしてマーリンズに)戻ってきても、そうしていたよ」と力を込めた。

 一方、改革を進めるジーター氏については「彼のことは昔からお気に入りの選手だったよ。今もリスペクトしているんだ」と話し、「(新しいフロントオフィスには)チャンスを与えないといけないと思う。時間がかかるだろうからね。これがビジネスだということはわかっているよ。彼を尊敬しているし、その気持ちは今後も変わらないよ」とこのタイミングの“ファイアーセール”に一定の理解を示した。

 昨季、レギュラー3選手で計114本塁打、337打点を記録した外野陣は“解散”。スタントンはア・リーグのヤンキースに、オズナはブルワーズと同じナ・リーグ中地区のカージナルスに移籍しており、今季からはライバル関係となる。マーリンズを去った選手たちはどのような思いを秘めて新天地での戦いに挑むのだろうか。

(Full-Count編集部)

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