「野茂フィーバー」体験、Dバックス副社長が語る平野への期待「最高の抑えに」

ダイヤモンドバックスのジョシュ・ローウィッチ副社長
ダイヤモンドバックスのジョシュ・ローウィッチ副社長

Dバックスのジョシュ・ローウィッチ副社長が語る日本への思い

 現在、米アリゾナ州スコッツデールで春季キャンプを行う日本ハムに熱視線を注ぐ人物がいる。ダイヤモンドバックスのジョシュ・ローウィッチ副社長だ。誰からも愛される性格で、2児の父でもある同氏は非常に人望が厚く、球団の人気者。そんな同氏は実は日本人とも深い縁がある。「野茂フィーバー」が沸き起こった1995年にドジャースに入り、15年間、主に広報担当を務めたのだ。同球団では副社長まで担い、その後、ダイヤモンドバックスへ。そして今オフ、日本ハムが同球団の施設でキャンプを行うことになった。今回のキャンプ受け入れを喜ぶローウィッチ氏にこのほどインタビューを行い、日本ハムや日本人選手への思いを語ってもらった。

――日本のチームがアリゾナに来ていることをどう思うか?

「ファイターズがここにいること、世界との交流を持てることを喜ばしく思うよ。ファイターズが選んでくれたことも特別なことだと思う。関係している職員やメディアにも感謝している」

――栗山監督もここに来ていることを感謝しています。この施設全般のことを教えて下さい。

「2011年に建設された時、最高の施設を作ることができたと思っているよ。7年を経た今でもそれは変わらない。我々の選手は1年間ここでトレーニングしているんだ。気候は最高だし、芝や球場も質が高い。メディアの全員が入ることは難しいかもしれないけどね。日本の全球団を呼びたいけど、大きさの関係で1チームしか呼べない。その中でもファイターズが来てくれていることを嬉しく思うよ」

――日本を訪れて日本の野球を見たようですが、感想は?

「世界を旅することは好きだが、その中でも日本はとても特別な場所だよ。人が素晴らしく、野球というつながりの中で、日本とアメリカがつながっていることを感じる。様々な場所を見たけど、違いもある。日本人選手はアメリカの選手よりも勤勉だ。レベルも高い。これまで高いレベルの選手を見てきて、マエダ(前田健太)やオオタニ(大谷翔平)も見てきた。そのような選手たちが実際にアメリカに来て活躍しているところを見ると嬉しく思うよ。なぜならメジャーは世界最高峰であるべきだからね。

 今年はヒラノ(平野佳寿)が来たし、彼が最高のクローザーになることを期待している。日本で成功してきたことも知っているし、話を聞いた人からは人格も高く評価されている。ここへ来る選手には実力だけでなく、リスペクトできる選手であることも希望している。日本メディアが来てくれること、ダイヤモンドバックスを知ってもらえることを嬉しく思うよ」

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