ロッテ中村が2安打3四球と全打席出塁 「細かいところを修正した」

得点圏打率は驚異の10割をマーク
開幕「3番・二塁」が濃厚のロッテ中村奨吾内野手が2打数2安打3四球と全打席で出塁しチームを牽引した。
6日の巨人戦(ZOZOマリンスタジアム)の初回に右前打を放つと、5-5で迎えた9回1死二、三塁では敬遠で歩かされ、安田のサヨナラ打をお膳立て。全5打席で出塁するなどチームの勝利に貢献した。
この日は2安打をマークし、オープン戦打率を.778(9-7)まで上昇させた。「厳しい球に手を出さず、甘い球を打てている。練習試合からオープン戦に入るところで、細かいところを修正した。(言葉では表現できない)感覚的なもの」と打撃フォームのマイナーチェンジが効果をあげているようだ。
今年の中村は勝負強さも秘めている。4日の日本ハム戦まで6度あった得点圏で4安打、2犠飛と得点圏打率は脅威の10割をマーク。今季から大学時代に慣れ親しんだ二塁にコンバートされたが、問題なく軽快に動けている。本拠地の人工芝が新しくなったが「最初なのでまだわからないが、(毛足が長く)難しい。なじんでいくしかない」と攻守に前向きな姿勢を見せた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
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