ロッテ井上、覚醒へ 「ボディーターン」意識、逆方向は好調のバロメーター

昨年は「最低2桁」目標もゼロ、「結果ばかりを追いかけてしまった」
“アジャ”の愛称で親しまれる千葉ロッテの井上晴哉内野手。昨年は2016年にチームトップの24本塁打を放ったデスパイネ(現福岡ソフトバンク)が退団したこともあり、その長打力に大きな期待がかかった。
本人も昨年の春季キャンプを前に「最低2桁は打ちたい」と目標に掲げていた。しかし結果は0本塁打に終わり、不完全燃焼のままシーズンが終了。井上は「結果ばかりを追いかけてしまった。自分のやるべきことが継続できなかった」と悔しがった。
5年目の今季は昨年の反省を踏まえ、「ボディーターン」を強く意識した打撃に取り組んでいる。
今年の井上の特徴は引っ張るだけでなく、3月1日の楽天との練習試合でセンターへの犠牲フライ、センターへのタイムリー、オープン戦が始まってからも3月6日の巨人戦で右中間スタンドに2ランを放つなど、センターから逆方向への打球が非常に多い。