平成ベストナインを選ぶ 打線のつなぎ役が多い二塁手、強打の助っ人も
他の顔ぶれとベストナイン候補
他に平成時代に二塁手として700試合以上出場した選手は以下の顔ぶれ。※は現役。
東出輝裕998試合(1366安打12本262点 143盗 打率.268)
田中浩康984試合(1009安打31本348点 33盗 打率.267)※
土橋勝征982試合(1121安打79本427点 35盗 打率.267)
大島公一963試合(1088安打24本334点 71盗 打率.261)
高須洋介915試合(925安打19本331点 67盗 打率.268)
高木浩之915試合(643安打10本186点 27盗 打率.256)
大石大二郎901試合(870安打60本326点 151盗 打率.269)
平野恵一899試合(1184安打18本263点 60盗 打率.279)
藤田一也892試合(914安打18本292点 36盗 打率.269)※
後藤光尊799試合(1265安打95本476点 83盗 打率.269)
金子誠792試合(1627安打84本620点 113盗 打率.257)
木村拓也769試合(1049安打53本280点 103盗 打率.262)
菊池涼介763試合(844安打59本271点 83盗 打率.280)※
福良淳一737試合(734安打23本254点 67盗 打率.271)
平成に入って一番多く二塁を守ったのは現役の荒木雅博、続いて仁志敏久、堀幸一の順だ。安打数で見れば立浪和義、荒木雅博の順だが、立浪は2586試合出場しているうち、二塁は半分以下の1148試合だ。ベストナインの二塁手にするのはやや抵抗がある。
大部分の二塁手は打者としては「つなぐ野球」の担い手であり、守備では内野の要の役どころだが、なかにはローズや井口資仁、仁志敏久のように中軸を打つ打者もいる。どの部分を評価するかで、ベストナインは変わってくるだろう。
これらの実績を勘案し、ベストナイン候補としては、以下の3人を上げたい。
1位 R.ローズ
2位 荒木雅博
3位 田中賢介
ローズは、1000人を超す外国人選手でも屈指の強打者だ。ベストナインに選出される資格はあるだろう。現役の荒木は平成で最多の1660試合で二塁を守り、2000本安打も記録した。これも現役の田中はベストナイン6回、ゴールデングラブ5回、攻守に活躍した。
歴史に名を残す二塁手は移籍が少ない。フランチャイズプレイヤーとして長くチームに貢献する選手が多い。菊池涼介はこれに次ぐが、彼は平成の次の時代のベストナインになるのではないだろうか。