野球の「知りたい」がここに。ベースボール専門メディア

苦しいホークス投手事情 驚きの“一人一殺”継投に隠された不安

驚いた。12日、ヤフオクドームで行われた日本ハム戦。終盤、ソフトバンクの工藤公康監督が繰り出した継投策だ。

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

12日日本ハム戦の8回、嘉弥真→加治屋→モイネロとつなぐ

 驚いた。12日、ヤフオクドームで行われた日本ハム戦。終盤、ソフトバンクの工藤公康監督が繰り出した継投策だ。

【PR】移動の多い斉藤和巳氏がDAZN(ダゾーン)を活用するワケ 「文字だけでは…」

 3点リードで迎えた8回だ。7回まで無失点と好投していた石川柊太からリリーフ陣へとバトンを繋ぎ、逃げ切りを図るところ。残りのイニングを考えれば、8回をモイネロに任せ、9回は守護神サファテと繋ぐかと思いきや、指揮官は違う策を打って出た。

 日本ハム打線の巡りは、左の中島卓也、右の大田泰示、左の西川遥輝。まず中島卓に対し、工藤監督は左キラーの嘉弥真新也を送り込んだ。嘉弥真が中島卓を空振り三振に斬ると、すぐさま加治屋蓮へとスイッチ。右腕も狙い通りに大田を見逃し三振に斬った。

 すると、工藤監督はまたしても投手交代を球審に告げた。今度は左のモイネロへ。キューバ人左腕は近藤を一ゴロに。8回を“一人一殺”の小刻みなリレーで凌ぎ、最後の9回は“キング・オブ・クローザー”サファテが締めた。

 試合後、工藤監督はこのリレーについて問われると、まず「すいません」と口にした。続けて「本当は、左右もあって、嘉弥真1人かモイネロ1人でいってもらうところだけど、確実に取りたいというか、リリーフ陣の連投も続いていたし、できるだけ少ない球数で乗り切りたいと思っていた」と説明した。何としても勝利するためにゼロに抑える可能性の高い策を探りつつ、リリーフ陣の負担を分散させるために考えたプラン。一戦に賭ける思いも透けて見えた。

人気記事ランキング

  • 「Full-Count」×「teams LEAGUE」
  • 「NO BASEBALL, NO LIFE.」 ×「Full-Count」