大谷翔平の起用は打者を基本に考えるべき!? 米データサイトが提言

大谷はエンゼルス最強の得点力を持った左打者

 エンゼルス打線の中軸には、トラウト、アプトン、プホルス、シモンズと右の強打者が並んでおり、ある程度は仕方ない部分もあるが、大谷は左打者。しかも、左打者のバルブエナが打率.234、6本塁打、カルフーンが打率.151、1本塁打とそろって低調な成績となっており、規定打席不足ながら打率.291、6本塁打の大谷は、エンゼルス最強の左打者でもある。

「ファングラフス」ではさらに掘り下げており、大谷の今季のwRC+(打者が1打席あたりに生み出す得点に対する傑出度。その打者の攻撃力を公平に比較できるとされる)は、対右投手の場合183をマークしていることを紹介。平均値を100とした指数なので、右投手相手の場合は傑出した攻撃力を見せている。対右投手で70打席以上立っている打者の中では8位という高い数値だという。

 前述のように、右打者が多いエンゼルス打線だが、「右投手対右打者」の対戦において、今季はwRC+123と高い数値を示しており、大谷がいなかった昨季でも101で全体5位と平均以上。左打者を含めたチーム全体の「対右投手」でも109で全体3位と良い数値を残していると、記事では指摘。つまり、「右投手対左打者」の有利な状況をもっと作れれば、打線全体の得点力が上がり、もっといい数字になる可能性は高い。

登板日よりも相手投手の左右で打者起用を決めるべき

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