ハーパー、打率.212でもオフに400億円超プレーヤーに!? “不振”の理由とは…
「投手は2か月前よりも、ハーパーを恐れなくなっている」
挙げられているのが、ゴロ打球の打率。2015年は.257、16年は.213、17年は.359であったが、今季は.171にとどまっていると指摘。昨年の数字は格段に高いが、今季は低すぎる。ゴロ打率が下がっている理由として考えられるのが、相手が敷く守備シフトだという。ハーパーに対して、相手チームは全体的に右に寄るシフトを取るが、右方向へのゴロが増えているため、その“網”にかかってしまっているというのだ。
記事によると、ハーパーへの右方向へのゴロは2015年が54.6%、16年が51.1%、17年が48.1%、18年が72.9%と今季は大幅に増加。しかも、今季は左方向への打球は4.3%しかないという。こういったデータから、ESPNは「彼はゴロを打とうとしているのではない。本塁打を打とうとしているのだ」と指摘。打球が上がればいい数字が出るとしている。
ただ、気がかりなのが四球率の低下。特集では、4月までの四球率が29.0%だったのに対して、5月1日以降は7.7%に落ちていると指摘。そして、「彼が不振に陥ると、投手はストライクをより多く投げるようになった。(4月は38.8%。6月はここまで46%以上)。これは大きな問題である。投手は2か月前よりも、ハーパーを恐れなくなっている」と結論づけている。ハーパーが成績を落としていることが、悪循環に陥っているとも言えそうだ。
もっとも、まだ6月。ハーパーが本来の姿を取り戻す可能性は十分にある。4億ドルプレーヤーにふさわしい成績を残し、本当にその額を手にすることになるのか。スーパースターのバットに注目が集まる。
(Full-Count編集部)