明確な意志こそ仕事のカギ プロスポーツ界転職組「ホンネトークVOL.02」
プロスポーツ界で働くための本音が詰まったトークイベント
憧れたスポーツビジネス業界への転職はゴールではなく、あくまで道の半ば。登壇者の力強い語りに熱を帯びた初回に引き続き、「ホンネトークVOL.02」の舞台でも、様々な業界からの転職した各スポーツ界の関係者が意見を交わした。前職で培ったスキルを活用するための、具体的なステージはイメージできているだろうか。「即戦力」としてのビジョンに基づいた行動力が、新たなフィールドでは求められることになりそうだ。
――前回に続いて、スポーツの世界へ転職された5名に登壇していただきました。実際にスポーツチームの現場がどのようなものか、まずは自己紹介からお願いします。
長谷川泰伸氏(株式会社千葉ロッテマリーンズ):マーケティング部チケット・ファンクラブグループで、チケット企画の仕事をしています。前職は電機メーカーで、法人営業の仕事をしておりました。IT寄りのシステムを自治体に販売していたのですが、現在はコンシューマービジネスへの転身で、まったく別の仕事になります。前職を8年務めてから30歳で転職し、現職は1年と少しになります。
阿部優輝氏(オリックス野球クラブ株式会社):企画事業部企画グループとリテール営業部ファンクラブグループを兼務しています。前者では新規企画の立ち上げや既存事業のブラッシュアップなどを行い、後者ではファンクラブの現場運営や設計などをしています。前職は百貨店の食器・台所用品担当として、売り場で商品を売っていました。
佐藤克明氏(株式会社横浜ビー・コルセアーズ):ビジネスオペレーション部MD担当ということで、オフィシャルグッズの企画、生産、販売、管理等を含めて全て行っております。前職では大手ECサイトでWEB広告を販売する仕事でした。元々は野球関係の仕事がしたくて前の会社に入ったのですが、現在はバスケットボールの仕事をしています。
江島彰弘氏(一般社団法人Tリーグ):10月に開幕する卓球の新リーグを運営する会社のリレーション部という部署で、チームとメディアに関係する仕事をしています。わかりやすく言うと、広報が含まれている部署になります。元々は広告代理店でも働いていたのですが、長く勤めていたのがbjリーグというプロのバスケットボールリーグでした。当時はリーグの立ち上げに携わり、今回も新しい卓球のリーグを創設することになりました。
安田眞未氏(株式会社栃木ブレックス):WEB制作として現在はHPの更新や画像の作成を行い、広報としてSNS担当も兼ねています。前職では、テレビ局で番組のタイトルデザインやオープニングデザインを担当していました。