アジアからは韓国人選手が2人…全30球団が「大失敗の契約を結んだFA選手」

レンジャーズの秋信守と16年にツインズに所属した朴炳鎬(左から)【写真:Getty Images】
レンジャーズの秋信守と16年にツインズに所属した朴炳鎬(左から)【写真:Getty Images】

秋信守は今季活躍も…「彼はレンジャーズの地区シリーズ進出を遠ざけている」

 米メディア「ザ・スポーツスター」が、「2000年代以降、大失敗の契約を結んだFA選手」という特集記事を掲載した。ワースト1位から30位までを選出しているが、アジア出身の選手としては、第3位に秋信守(レンジャーズ)、第14位に朴炳鎬(元ツインズ)がランクされている。

 今季は125試合487打数135安打、.277、21本塁打、OPS.830とまずまずの成績を残し、オールスターゲームにも出場している秋だが、「2006年~2012年にかけてチュはクリーブランド・インディアンスで人気のある選手だった。2013年(オフ)にテキサス・レンジャーズがチュと7年1億3000万ドル(約145憶6000万円)の契約を結んだ際には想像できなかっただろう。2018年、彼は活躍を見せている。オールスターにも選出された。しかし、彼はレンジャーズの地区シリーズ進出を遠ざけている」と評価は低い。

 確かに、インディアンスでは2008年から3季連続で3割を打ち、2009年、2010年は合わせて20盗塁以上をマークし「5ツールプレーヤー」と呼ばれていたが、レッズを経てレンジャーズに移った2014年以降、15年に.276、22本塁打の成績を残した以外は平凡で、盗塁も17年の12個以外は1桁台。故障がちで、外野守備もまずさが目立つ。

 チームも10年、11年の2年連続ワールドシリーズ出場以降は下降線で、秋が加入してから最高でもディビジョンシリーズ止まり。17年には地元紙に「(ドジャースからレンジャーズ移籍後、成績が低迷した)朴賛浩と並ぶ最悪の契約」と書かれたこともあるなど、インディアンス時代の輝きは失われていると言っていい。

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