快投の田中将大、チーム内から称賛の嵐「制球完璧」「素晴らしい」「最高」

2試合連続のHQSで11勝目、復帰のグレゴリアスは「タナカのグレートな登板」
ヤンキースの田中将大投手は7日(日本時間8日)の敵地マリナーズ戦で今季11勝目(5敗)を挙げた。8回3安打無失点10奪三振無四球と快投で自身2連勝。8イニングのうち、実に6イニングで3者凡退に抑えるなど、過去7試合登板で6勝無敗、防御率2.34と“カモ”にしていたマリナーズ打線を寄せ付けなかった。同僚からは続々と称賛の声があがっている。
田中は1日(同2日)の本拠地タイガース戦も7回7安打1失点と快投。2試合連続のハイ・クオリティー・スタート(HQS、7回以上を自責2以下)で自身2連勝を飾った。昨季はプレーオフで無類の勝負強さを発揮し、圧巻の投球を続けた日本人右腕の調子が上がってきたことは、ヤンキースとしては頼もしい限りだ。
試合を中継する地元テレビ局「YES」は、アーロン・ブーン監督の試合後の記者会見の様子を動画で公開。指揮官は「スプリットフィンガーが大きかった。スライダーも良かった。ストレートに織り交ぜ、良い仕事をしていた。ピンチになると、素晴らしい球を投げていた。今夜、彼の制球は完璧だった。彼は素晴らしかった」と手放しで絶賛している。
一方、2回に先制の23号2ランを放ち、田中を援護した新人王候補のグレイバー・トーレス内野手は「タナカは最高。彼は今夜、非常に良い投球をしていた。みんな満足している」と敬意。また、この日、故障者リスト(DL)から復帰し、途中出場した正遊撃手のディディ・グレゴリアス内野手は試合後、自身のツイッターで「タナカのグレートな登板でヤンキースは勝利。8回10奪三振の力投だった。なんて試合だ!!」とつぶやいた。
完璧な投球で防御率は3.61に。後半戦にやや調子を落としている若きエースのルイス・セベリーノ(3.52)と遜色のない数字となってきた。2人に対しては、チームメートからの信頼も絶大。2009年以来の世界一へ向けて、田中が先発ローテーション、名門ヤンキースを牽引している。
(Full-Count編集部)
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