スポーツビジネスの実戦を学ぶ 鎌ケ谷スタジアムで奮闘するインターン生
長期インターンで新たに見えてきたもの
また、佐藤凜久さん(千葉商科大3年)は昨年までは試合単位の短期インターンとして携わり、今年は演出・ファンサービス部門の長期インターンとして学んでいる。
「短期インターンの場合は長くてもイベント前日から準備という形でしたが、今年は長期でやらせて頂いてイベントの企画段階から関わっています。短期の時では分からなかった企画の難しさやイベント当日の動きについて学ぶ点がありました」
大学で学んでいることが、インターン活動で実践できるのも強みだ。佐藤さんは「例えば企画でしたら『今、お客さんが求めているのは何だろう』、グッズだったら『お客さんが欲しがるのは何だろう』とリサーチをしますよね。そこでインターン生が大学で勉強しているマーケティングを現場で生かせるのは大きな部分だと思います」という。
広報プロモーションをはじめ企画運営を統括する北海道日本ハム首都圏事業部の中原信広氏は「鎌ケ谷でのインターンシップはスポーツビジネスにおいて良いチャレンジの場であり、実践の場。この貴重な経験を生かして色々と学んで欲しいです」とインターン生にエールを送る。7月の「鎌スタ女子の日」に続き、9月22~24日にはインターン生の企画イベント「鎌スタ☆大北海道まつり」が開催予定だ。「ちょうど企画を提案しているところです」(戸村さん)と準備が着々と進行している。独自色を打ち出していくファイターズ鎌ケ谷スタジアムのイベントから、今後も目が離せない。
(「パ・リーグ インサイト」武山智史)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)