元Gマイコラスは「今季のリーダーの1人」 カ軍で加入1年目から活躍は稀有

WARも優秀「サイ・ヤング賞の投票でいくらか票が入るだろう」

 先発投手であるマイコラスの“お買い得”感は際立っており、しかも、1年目の活躍は圧倒的だ。他の選手の1年目を見ると、先発右腕のリークは2016年に30試合登板で9勝12敗、防御率4.69。中継ぎ左腕のセシルは2017年に73試合に登板したものの、2勝4敗1セーブ14ホールドと振るわなかった。ファウラーは昨年、118試合出場で打率.264、18本塁打、64打点と期待を裏切り、今季加入したホランドは32試合登板で0勝2敗2ホールド、防御率7.92と低迷。戦力外となったが、8月にナショナルズと契約してからは24試合で2勝0敗3セーブ、防御率0.84と復活する皮肉もあった。

 記事では「マイコラスは明らかに今季チームのリーダーの1人であった。18勝はナショナル・リーグ最多タイであり、200イニングはカージナルスの先発投手の中で最多である。ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞の投票でいくらか票が入るだろう。マイコラスのWARは4.1であった」と絶賛している。

 WAR(Wins Above Replacement)は現在のメジャーリーグで最も重視されているセイバーメトリクスの指標の1つで、様々な指標を総合して、ある選手が走攻守の全てを合わせて、どれだけ勝利に貢献したかを評価するもの。控えレベルの選手が出場する場合に比べて、どれだけチームの勝利を増やしたかを表している。同紙は「カージナルスのここ3シーズンの大きなフリーエージェント契約で、(カージナルスでの)通算WARがプラスなのは、他にリーク(WAR 1.2)とファウラー(WAR 0.2)だけである」と指摘。マイコラスの活躍がいかに際立っていたかが分かる。

“お買い得”のマイコラスは自ら、その価値を高めている。

(Full-Count編集部)

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